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祝！新発売！「うけん　たんかん　おひさまのシャーベット」

15 7月 2010 No Comment

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今日から池袋東武百貨店の１０階、催し物会場にて奄美の観光と物産展がはじまりました！
私も張り切って朝一番に行ってきました！

たんかんってまだメジャーではない柑橘ですが、それはそれは美味しい柑橘なんです！
奄美大島宇検村のたんかんを使って最高に美味しいシャーベットを作ってほしいという依頼を受け
開発に取り組みかれこれ５ヶ月ほど。
たんかんの加工場は宇検村にあるNPO法人うけんMareMareさんです。
作るのは村の婦人部の女性達。

奄美大島と繋がった瞬間からなにか言葉にはならない強いものを感じました。土地が持つパワーなのか。
強い日差しとただ温暖というだけではない気候条件で育った素材達は届いた時から
本土のものと比べると異彩を放っていました！

たんかん達が届いた日の事は忘れられません。
そのころ忙しさが続いていたせいか少々疲れ気味だった私、普段ひかない風邪を引きかけていた時でした。（珍しい）
まずはシンプルに絞っただけのたんかんジュースを！
そのあと凍った果肉をじゃりっと試食。

うううううううううんんんんんままままままっーーーーーーーーーーーーー！

今でも鮮明に思い出せる宇検たんかんの記念すべき試食第一回目の第一声！
隣にいたあゆみ嬢とそこからは無心にほうばるのみ。じゃりじゃり。むしゃむしゃ。じゃりじゃり。むしゃむしゃ。
風邪？え？そんなのどこ吹く風！
そのあとは元気はつらつたんかんCっ！という具合でした。笑
もうこんな美味しいならとわくわく気分に開発に意気込んだ私です。

しかーーーーーーーーし！強い土地で育った果物はおいしさの裏側に潜んだ、どうしようもない果物本来の強いアクが。。。
はじめて扱う素材にそれはそれは苦労しました。
でもその苦労も報われる美味しい美味しいたんかんシャーベットが出来上がりました！

やっとこさできた黄金レシピを手に奄美に出向いたのは４月末のこと。
加工メンバーが集まった夕食後のデザートに私のシャーベットがついに試食タイムです。
緊張はやはり奄美の人は私の１００倍たんかんを食べ慣れていてたんかんへの思い入れが強くあるというところ。
きっとこんな若い小娘で大丈夫かい？と疑われていた事でしょう。。。。
そんなメンバーに囲まれ試食の瞬間はドキドキの私でした。
しかし第一声に『こんな美味しいたんかんは食べた事がない！』『すばらしいものを作ってくれてありがとう！』と口々に
言ってくださいました。
中には感動して涙された方も。。。。その涙にはわけがあります。
搾汁という地味な作業を繰り返しながらこのたんかん達がどんな風に売られていくのかすら
イメージ出来なかった日々でしたと。。。
それは私には計り知れない気持ちでした。
地味な作業であれ丁寧に丁寧に絞ってくださったからこそできた味わいなんだな～と私ももらい泣き。
そんな女だけのたんかんを巡る熱い夜がありました。
翌日からは加工現場で彼女達と一緒に作りながら細かい製造指導です。
奄美の女性はみんなこんな感じなのでしょうか？
一人一人が本当に真剣で美味しいものを作っていくということに取り組んでくださり
教える側にも力が入ります。
この大事な大事なたんかん汁を一滴たりとも無駄にしないで作りたい！
とびきりの太陽みたいな味をそのまんま届けたいと。
そんなこんなで生まれた我が子のようなたんかんシャーベット。
なんだか子供が巣立っていくような？（体験していないからわかりませんが）
緊張と嬉しさが入り交じるシャーベットデビューです！